家族を守る耐震強化リフォーム
大地震はいつどこで起こるかわかりません

石川県は比較的地震が少ないと思い込み、地震への備えの意識が低い県民性であると言われています。
しかし大地震はいつどこで起こるかわかりません。

石川県でも2007年に3月に能登半島で起きたM6.9の地震が記憶に新しい所です。県内全域で震度5強以上を観測し恐怖を感じた方も多かったと思います。また、津幡町から白山市にまたがる森本・富樫断層帯があり、比較的高い確率でM7.2規模の地震が起こると予測されています。

いつ建てられた家ですか?

耐震基準は1981年と2000年に大きく変更されています。1981年以前の「旧耐震基準」では希に起こる大地震に対する耐震性は考慮されておらず、実際阪神淡路大震災では旧基準で多くの建物が倒壊しました。
2000年での改正では新築時の地盤調査がほぼ義務付けられ、壁の配置や柱、筋交い等、基準が明確になりました。

この様な建物は特に危険です!

以下に該当する建物は要注意、特に1981年以前に建てられた建物で能登震災である程度の揺れを受けた建物は基礎がずれている可能性もあります。また、1981年以降、2000年以前に建てられた建物で地盤調査を行っていない場合や、新築時には大丈夫だったドアに隙間や傾きが出て来ている建物は注意です。

旧耐震基準の建物

1981年6月より新耐震基準が施行されています。それ以前の旧耐震基準で建てられた建物は阪神淡路大震災において多くが倒壊しており、新基準では被害が少なかった事が報告されています。

軟弱な地盤

軟弱な地盤は耐震には命とりです。日本では水耕田から埋め立て開発された土地も多く軟弱な地盤も多くみられます。2000年以前では地盤調査は義務化されていなかった事もあり、それ以前に建てられた建物は要注意です。

オーバーハングがある

1階部分より2階部分がはみ出した部分がある建物です。全く支えが無い場合や壁ではなく1階の柱だけで支えるような建物は大変不安定です。過去に見た目のかっこよさから多く建てられた時期があります。

壁が少ない建物

1階が広い店舗や車庫等として使用され、大きな窓や出入口として使われ柱と壁が少ない建物も注意が必要です。過去の大地震の映像で良く見かけた、1階だけが倒壊する可能性が大きくなります。

1階2階のバランスが悪い

1階部分が大きく2階部分が小さいと一見して安定しているようにみえますが、1階から2階への外壁部分が揃っていない建物は構造上安定しない場合があります。2階の外壁の下に壁や柱が無い場合、建物には負担がかかり、揺れに対し大きな負担となります。

老朽化している

築年数が古いという事だけではなく、シロアリ被害、雨漏り、洪水等の浸水被害、車等の事故で建物に被害を受けた、過去に受けた地震の被害等の履歴がある建物は、新築当時の設計強度を下回っている可能性があります。

北村の耐震強化リフォーム

まずは耐震診断から

1981年以前に建てられた建物で少しでも不安があれば、まずは耐震診断をお勧めします。簡易的な診断で明らかに耐震不足がわかる場合もありますので、まずはご相談ください。

耐震診断・耐震改修には補助制度があります

石川県内にお住まいの方が1981年以前に建てられた木造住宅を対象に、耐震診断・耐震改修を行う場合に、石川県と各市町村が合わせて補助を行う制度があります。
また、一度に建物の全てを改修するには金銭的・生活上に負担がある場合、段階的に改修工事を行う場合にも補助が行われる制度や、簡易耐震診断を無料で行ってくれる制度もありますので、詳しくはお問い合わせください。

石川県住宅・建築物耐震化促進事業